今回は業務でハマったので、どなたかの参考になればと思い、現象と対策を紹介します。
WindowsServerのファイルサーバーのデータ移行で読み取り専用に
今回WindowsServer搭載の新しいNASを購入し、WindowsServer2008→WindowsServer2019へ移行をしました。
データもすべて移行し、アクセス権をすべて移行したつもりでしたが、いざ本番環境に切り替えてみると、社内から「ファイルを開くと読み取り専用って表示されるんだけど…」と問い合わせが…。
ファイルサーバーはActiveDirectory配下で運用しており、フォルダやファイルにはもともと設定されていたADのグループのアクセス権も付与されている。
何でだろう…
原因1 Everyoneが居ない
旧サーバと新サーバのフォルダやファイルの設定を比較していたら、新サーバのアクセス権にはEveryoneが居ないのに気が付いた。
これかぁ!
共有フォルダのルートフォルダのアクセス権にEveryoneを追加。
これでいけるかと確認したところ、まだ改善せず…。
原因2 Everyoneの共有フォルダの権限が読み取りのみ
これでいけると思ったんだけどと心のなかで呟きながら、更に調べると、共有フォルダに設定されたEveryoneに付与されている権限が読み取りのみになっていました。
ここをフルアクセスに変更したところ、共有フォルダのファイルたちも正常に開くことが出来るようになりました。
注意点まとめ
- Everyoneの設定漏れに注意
- Everyoneの権限内容もチェック
原因がわかればこんなものかと思えますが、ファイルサーバの移設は、私のような社内SEだとたまにしかやらないので、案外盲点なんだと思います。
皆さまのご参考になれば幸いです。
ではではごきげんよう