【設定移行】TeraTermの設定を別のパソコンに移行する方法

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今回は、CUIでのネットワーク機器の操作や、Linuxサーバーの操作などで何かと使われる定番ソフトの「TeraTerm」の設定を別のパソコンにまるっと移行する方法を紹介します。
 

設定移行作業の概要

TeraTerm」では、過去に接続した接続先の履歴として記録できます。

私もそうですが、TeraTermを使用してLinuxサーバーやネットワーク機器に接続する機会の多い人は、大抵この接続履歴から過去の接続先を選んで再接続しているかと思います。
パソコンが新しくなると、当然TeraTermの接続履歴は消えてしまうので、また一から接続先のIPアドレスなどを調べて接続するのは面倒です。

今回紹介する手順では、移行元の「TeraTerm」のインストールフォルダから、TeraTerm内に登録した接続先情報などの各設定値が書き込まれている「.iniファイル」を取得し、それを移行先のパソコンのTeraTermインストールフォルダにコピーします。
簡単ですね。
 

設定移行手順

移行元パソコンから「TERATERM.INI」を取得

移行元のパソコンから「TERATERM.INI」を取得します。
「TERATERM.INI」はTeraTermのインストールフォルダの直下に入っています。
このファイルを見つけたらUSBフラッシュメモリーなどにコピーしましょう。

 

移行先パソコンのTeraTermインストールフォルダに「TERATERM.INI」を貼り付け

移行先パソコンには予めTeraTermをインストールしておきましょう。
バージョンなどは多少違っていても大丈夫です。

TeraTermのインストール先フォルダを確認し、上項で取得した「TERATERM.INI」ファイルをインストール先フォルダに移動させてください。
念のため、インストールフォルダに元々置かれていた「TERATERM.INI」ファイルはリネームでもして上書きしないようにしておくと良いです。

 

移行先パソコンでTeraTermを起動し、設定が移行されたのを確認

移行先パソコンでTeraTermを起動します。
移行元パソコンで使っていた接続履歴などがまるっと移っているのが確認できれば作業完了です。

 

最後に

パソコンの引っ越しは、パソコンが新しくなることでスペックが向上し、我々ITエンジニアにとっては重いソフトの操作が軽快になったり、高負荷な処理でも短時間で終わるようになるなど喜ばしい反面、業務で使用していた膨大なツールの設定移行や環境の再構築が必要になり、非常に煩わしくもあります。
今回の記事がそういった面倒な作業の手助けになることを祈っています。

今回も読んでいただきましてありがとうございました。
それでは皆さまご機嫌よう。